お風呂の種類が多すぎて、何がいいのかわからないよ~
たくさんありますよね!
ここでは注文住宅を考える際のお風呂の選び方について説明します。
適当に選んで、後で後悔しないようにしましょうね!
一日の疲れを癒す大事な空間がお風呂ですね!
キャッスルもお風呂は大好きです。
このページでは、自分に合ったお風呂の種類のサイズを理解できるようになっています。
・お風呂の種類に何があるのか
・ユニットバスの一般的なサイズの種類
を理解できます。
新築住宅の場合、大きさが間取りに影響するため、希望するサイズを先に決めておく必要があります。
このページを読んで、後悔しないお風呂を選んでいきましょう!
お風呂は工事する際に、壁・床下(基礎)などの工事がたくさんあります。
そのため特殊な製品を取り扱いたい希望がある場合は、会社によって希望する部材をつけるための工事自体ができない可能性もあるため、必ず!確認をおすすめします。
※注意点
大手住宅メーカー系の場合には、会社が決めているカタログ以外のお風呂を取り扱いできない場合があります。
「型式認定」という、メーカー同士で施工方法などを決めているかどうかの違いのためです。
メーカーの中には決まっていない施工方法の設計書を作るために大幅に金額が上がるところもあります。そのため、
・カタログ以外のお風呂を扱うことが可能なのか
・その場合に割増になる金額がどの程度なのか
この2点の確認もおすすめします。
お風呂の種類
おおまかにお風呂の種類は3種類あります。
現在の家庭用お風呂の95%はユニットバスのため、メインの説明はユニットバスのお風呂の説明です。
①ユニットバス
②ハーフユニットバス
③昔ながらの造作風呂
①ユニットバス
お風呂とシャワー、洗い場が一体化した浴室ユニットです。「バスメーカーが工場で作って運んでくるお風呂」というイメージです。
<ユニットバスメリット>
・取り付けが簡単→施工費が安い
・水漏れのリスクが低い
・掃除がしやすい
・予算に優しい
<ユニットバスデメリット>
・カスタマイズできない(自分だけのお風呂が作れない)
・一度設置すると変更が難しい
②ハーフユニットバス
下半分はユニットバスで規格型、上半分は好みによってカスタマイズできるタイプのお風呂です。
水漏れのしにくさや施工のしやすさはユニットバスと変わらず、デザインを自分好みにしたいという方向けのお風呂です。
<ハーフユニットバスメリット>
・ユニットバスよりデザインが豊富
・水漏れのリスクが少ない
・カスタマイズしやすい
・造作風呂とくらべると安い
<ハーフユニットバスデメリット>
・取り扱っている種類自体が少ない
・ユニットバスと比べると高い
③昔ながらの造作風呂
職人さんが0から作り上げるお風呂の形式で、日本の伝統的なお風呂の作り方です。
ひとつひとつ職人さんの手作りで希望に沿って作っていきます。
<造作風呂メリット>
・いろいろな素材が使える
・自分好みにカスタマイズ
・部分的に修理できる
<造作風呂デメリット>
・きちんとした手入れが必要
・費用が高い
・施工期間が長い
お風呂の種類は3種類ありますが、造作風呂は内容によって金額がピンからキリまであります。
一般的なお風呂の機能を揃えていて、長持ちするという点では①ユニットバス か ②ハーフユニットバスがメインになってきます。
なので、ここからの説明は③の造作風呂の説明は省略させてもらいます。
お風呂のサイズ
①4種類のユニットバスサイズ
お風呂のサイズは、数字4ケタで表します。
4ケタの数字が、「1616」という数字であれば、
前二つの「16」はお風呂の奥行のサイズを表していて、後ろ二つの「16」は幅のサイズを表しています。
「1616」というサイズは 1600mm × 1600mm のお風呂を表していることになります。
「1616」サイズが戸建ての一番標準的なサイズで、「1坪」サイズとも呼ばれています。
厳密には「1坪」とサイズが若干異なりますが、
壁の厚みの関係で家の中の面積で見ると1坪使っていることになります。
1216 ユニットバスサイズ【0.75坪サイズ】
1616 ユニットバスサイズ【1坪サイズ】
1620 ユニットバスサイズ【1.25坪サイズ】
1624 ユニットバスサイズ【1.5坪サイズ】
モジュールの違いや、
壁厚の違いで「1717」と呼ばれるサイズや「1721」と呼ばれるサイズもあります。
ですが、基本的な特徴は同じですよ!
(1216 ユニットバスサイズ【0.75坪サイズ】)
最もコンパクトなユニットバスサイズです。
成人男性が浴槽で足を伸ばすことができません。子供と一緒に洗う時には、浴槽のふちに座って椅子替わりにするなどの工夫が必要です。
アパートなどの集合住宅に採用される数は多いですが、戸建て住宅の場合コンパクトな間取りにする場合やお風呂スペースを省スペースにしたい方向けのサイズです。
アパート暮らしに慣れている方は、
そこまで不便に感じないかもしれませんね!
(1616 ユニットバスサイズ【1坪サイズ】)
注文住宅で最も多いサイズのユニットバスです。
成人男性も足を伸ばして、浴槽に入ることができます。子供と二人で入ることもできますが、浴槽の中で二人とも足を伸ばすことは難しい大きさです。
子育て世帯の方は子供との入浴をイメージしがち。
ですが子供とお風呂に入る期間って、人生全体の中では短い期間です。
一人で入る期間の方が圧倒的に長くなることも忘れずに!
(1620 ユニットバスサイズ【1.25坪サイズ】)
注文住宅で二番目に多いサイズのユニットバスです。
洗い場を二人並んで利用したり、多人数の子供を一度に洗う時には使いやすい洗い場のサイズです。
浴槽のサイズは1616サイズと変わらないため、
浴槽の中で子供と二人で足を伸ばすことは難しい大きさです。
(1624 ユニットバスサイズ【1.5坪サイズ】)
「大きいお風呂が欲しい!」という要望の強い方が選ぶサイズです。
サイズが大きくなると、もちろんユニットバス自体の金額もかかります。
また量産化されている数も少ないため、
1616サイズのユニットバスと比較すると金額は2倍前後に跳ね上がります。
浴槽のサイズは1616サイズよりも横幅が広くなるので、浴槽を広くしたい方は1624サイズを選びましょう!洗い場も浴槽も子供と入るときに横並びで利用することができます。
サイズの違いを見ていると、やっぱ広いほうがよさそう。
小さいよりは大きいほうがよさそうだし、1624サイズがいいかな?
広いこともメリットだけど、広いとその分デメリットも増えてしまうよ。
次に説明しているデメリットを理解した上で、サイズを選んでね!
広いお風呂のメリット・デメリット
お風呂だけのサイズを考えると、「広いお風呂の方が良い」という印象を持つでしょう。
しかし、注文住宅の場合は大きさの優先度合いや手入れのことについて考えないと「こんなはずじゃなかった」というお家が完成してしまいます。
良い面には必ず悪い面も付き物です。
悪い面も理解した上で、本当に大きいお風呂が必要かどうか判断しましょう!
悪い面も理解した上で「大きいお風呂がほしい」という要望があるのであれば、それはあなたにとって「お風呂の優先度合いが高い」ということになります。
<広いお風呂メリット>
・多人数で一緒に利用しやすい
・足を伸ばして浴槽に入ることができる(1616サイズ以上)
子供が3人以上いて年齢層が近い家庭にとっては、多人数で使いやすいという広いお風呂のメリットは重要です。
また足を伸ばして浴槽に浸かりたいという要望は、1616サイズも1620サイズも1624サイズも浴槽の縦の長さは基本的には変わらず伸ばすことができます。
<広いお風呂デメリット>
・清掃する範囲が大きくなる
・家全体で見ると、ほかの利用面積が少なくなる
・入浴後の換気に時間がかかる
現在のユニットバスは一般的にFRP樹脂という素材で、汚れも落ちやすい素材になっています。
ですが結局、水を使うので水垢やせっけんカスなどの汚れはついてしまう場所です。
日々のお手入れは必要になってくるので、広くすればするほど広くした分の手間は増えます。
また、お風呂のサイズを広げるために家全体の大きさを広げると建築費用も上がります。
建築費用を上げずにお風呂のサイズを広げることは、他のスペースを削っていることになります。
もっと有効的な収納にできたかもしれない場所を広いお風呂にするために削っているかもしれません。
お風呂の面積を広げる
=お風呂の体積が広がる
=乾くのに時間がかかる
=カビが発生しやすい
このような関係が出来上がるので、お風呂を広げることは掃除の面で覚悟が必要になってきます。
現在のお家は換気性能が上がっているのですぐにカビが発生するわけではないですが、
長い目線で見た場合に違いは出てきます。
とりあえず大きい方が良いと思ったけど、
大きくしたらその分掃除も大変になるかもしれないんだ。
大事なのはしっかり理解した上で必要かどうか判断することです!
あなたの家族構成や、お風呂の優先度合いによっても違ってくるでしょう。
その上でサイズを判断しましょうね!
お風呂の種類とサイズ まとめ
注文住宅で取り扱っているお風呂の種類は
①ユニットバス
②ハーフユニットバス
③昔ながらの造作風呂
の3種類あり、主流になっているのが①ユニットバスです。
ユニットバスのサイズは奥行と幅のサイズを4ケタの数字にして表しています。
例
4ケタの数字が、「1616」という数字であれば、
前二つの「16」はお風呂の奥行のサイズを表していて、
後ろ二つの「16」は幅のサイズを表しています。
1616サイズ→ 1600mm × 1600mm のお風呂
サイズごとのタイプは4種類あります。
①1216 ユニットバスサイズ【0.75坪サイズ】
→お風呂は「できるだけコンパクトにまとめたい」方向けのサイズ
②1616 ユニットバスサイズ【1坪サイズ】
→一番一般的なサイズ、足を伸ばして浴槽に入ることができるサイズ
③1620 ユニットバスサイズ【1.25坪サイズ】
→洗い場が広めなサイズ、お子様と一緒に入りたい方向けのサイズ
④1624 ユニットバスサイズ【1.5坪サイズ】
→洗い場も浴槽も広めなサイズ、お風呂を優先したい方向けのサイズ
お風呂の種類とサイズを理解して、後悔しない注文住宅を建てていきましょう!
お風呂の細かなパーツやオプション、バスルームメーカーについては別ページにて。