昨今の住宅営業社員の状況について
住宅業界はブラック!?
ひと昔前までの住宅業界は「ブラック」として有名な業界でした。
現状、かなり改善はしてきていますが、やはり住宅営業は残業がない日が珍しいという具合です。
ちなみに大手会社の裏方関係の事務はかなりクリーンになってきています。
今後、おうちづくりを考える人にとって
重要なのは担当する営業マンがどのような人なのかということだと思います。
住宅営業は何年くらい続けられるの?
では、その重要な営業マンについてですが、
新卒入社の8割は3年間持たずに退社か部門の変更
をしています。もちろん、会社にもよるとは思いますが。。。
3年目までが若手
6年目くらいまでが中堅
7年目以上からベテラン
と言われるくらいです。
他の会社と比較すると、離職率が超高いです!
(ちなみにキャッスルの会社は俗にいう大手メーカーと呼ばれています。)
そのため、10年以上の経験がある営業マンを見つけること自体難しいです。
たいていある程度の年数営業を行うと、
・契約が多くて会社のお気に入り→管理職への道
・契約少なく、今後の見込みがない→大幅給与カット + 事務・裏方へ転向
のどちらかを選ぶことになるからです。
10年以上それなりに売り続けていて、
現役営業を続ける人は20人に1人くらいの割合です。
営業モラルは大丈夫?新興勢力の中途採用について
ただ、最近は他の会社の新興勢力が積極的に中途採用を増やしています。
全体的には○○工務店、という名前で全国展開を始めていて経営年数が浅い会社系が多いです。
そのような会社は、基本的には新卒採用は行っていません。
新卒採用は採用費用もお金がかかり、なおかつ成長する期間もかかります。
そのような時間もお金も無駄だという考え方。
短期的にババっと売り上げを上げるという考え方。
私が知る限り、そのような会社に入社していく中途社員は、
大手会社で何か問題を起こして、懲戒免職ギリギリで辞めていった人
が多いです。
住宅の仕事は、対面することも多く、なおかつお金の絡みも多いです。
問題となることの大抵は、お金のトラブルやハラスメント系が大半です
そのような問題を起こしてしまったけれども経験とキャリアはある。
営業力もあって即戦力になる!営業モラルは二の次、そんな考え方です。
営業モラルもあって、経験もあり安心できる営業
このような人と出会うことが一番安心できる家づくりに直結します。
全員のモラルが低いというわけではないでしょうが、懲戒免職ギリギリで辞めていったような人材が集まる集団の中でモラルを守り続けることができるのかは疑問に感じてしまいます。
安心できる会社とは
とは言っても、安心できる会社かどうか判断するのが困るよ
わからなくて困るのが普通です。
少しずつ会社のことを理解していきましょう!
安心できる会社とは
まずは現状の住宅業界について知る必要があります。
現状の業界についてはこちらから
現状の住宅業界の現状からもわかるように、
今後住宅着工棟数は減少
↓
建築部門だけで安定的な採算をとるのは厳しい
↓
どのような部門で採算を取っていくのか?
この点を見極める必要が出てきます。
安心できる会社の見極め方
ここからは個人的な見解がかなり入ってしまうため、考え方も大きいです。
前提として、将来がどうなるかなんて誰にもわからないので絶対ではありませんが。。。
- 上場会社で決算を公表している会社
上場していない=情報を隠しやすい、ということになります。建築業界には法律含めて、取り巻く環境が多いです。そのような都合の悪い情報を隠せるため、結果的に隠ぺい体質の会社になりやすいからです。 - 多角化経営を行っていて、建築部門以外に収支を成り立たせている事業があるか
将来的な視点を見ると、建築だけでやっていくなんて不可能です。その将来的な視点がある会社なのかが判断材料です。ちなみにここでいうのは建築派生事業(リフォームとかリノベーションなど)も同じです。 - 「保証」の概念がある会社かどうか
○○年保証という文言ですが、会社がなくなれば意味がありません。経営状況がよくない会社がいくら「永年保証」や「メンテナンスしなくても保証は続く」という内容をいっても、その会社にそもそも「保証」の概念がない可能性があります。
個人的には、上記の3点があることがまずは最低限だと思っています。
そのため、まずは会社のことを知ることが必要となります。
気を付けなければならないのは、ビルダー系に多いFC形態会社です。
FC形態の会社(大元の会社)は残っているのにも関わらず、
実際に家を建ててもらった会社(実質的な会社)は潰れてしまうことがよくあります。
ただ、FC形態の会社はほぼ非上場会社が多いため決算資料や会社状況を知ることができません。
その点もFC形態会社のデメリットのひとつだと割り切るしかありません。
そのような業界であるため、信頼できる会社・信頼できる担当者探しが重要になります。
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